2014年11月29日

改正動物愛護管理法における4党協議について

公明党の動物愛護への取り組みは、党内に「動物愛護管理推進委員会」を設置し、アニマルウェルフェア(動物福祉)の観点から、殺処分ゼロを目指して、各種の政策提言をしています。また、東日本大震災における、放射能を浴びた牛馬など産業動物やペット動物の救援についても、獣医師会や地元議員と力を合わせて推進してまいりました。

最近、あるサイトで、2年前、4党で力を合わせて成立を見ることができた改正動物愛護管理法について、4党協議における私の発言の意図を曲解した記事が掲載され、誠に遺憾です。

「動物の愛護及び管理に関する法律」は、平成24年9月に改正され、25年9月1日から施行されていますが、この改正案は、各政党(自民、民主、公明、生活)から代表者が参加して、4党協議を重ねて、議員立法として提出・可決した法律です。

したがって参加した各党ともに、その内容に合意・納得したことが大前提のはずですが、参加者のいったい誰を取材したのか、それとも取材もせずに記事を書いたのか、朝日新聞社の週刊誌「アエラ」だけが、同協議会で「ペット業界側の意見を繰り返していた議員がいる──公明党の高木美智代議員である」と、一方的に私の発言を「業界寄り」と決めつけて報道したのです。(ちなみに、この協議はマスコミ非公開でした)

繰り返しになりますが、「8週齢規制」を含めた改正案は、各党の実務者が何度も議論して、納得できる合意点を見出した結果です。

「8週齢規制」の附則についても、第8回の協議会で麻布大学獣医学部の菊水健史教授より「49日齢でスタートして、5年間しっかりデータを集めて検証していくことが有効である」との提言に基づいて各党の実務者で合意した結果です。

一方、党動物愛護管理委員会として法改正に関するヒアリングを行った際、地方自治体の担当者の方たちから、法規制を強化する場合、実施するのは自分たちである、その根拠を明確にして頂かないと現場が困る、との発言があったことも報告させて頂きます。

当時の4党協議がどのような判断に基づくものであったのか、私が述べるより、当時、自民党代表としてその協議会に参加していた松浪健太衆院議員(現在は維新の党)のブログを、ご本人のご了解を得て、掲載させて頂きます。

皆さまには、賢明なご判断を、よろしくお願いいたします。

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【松浪健太 衆院議員のブログから】

■動物愛護管理法~高木議員は「業界寄り」ではない
2012/09/04

先日、成立した動物愛護管理法について書く。

 成立までは、内部の調整が微妙だったので触れてこなかったが、一部報道で、高木美智代衆議院議員が「業界寄り」と書かれたので、彼女の名誉のために書いておく。

 今回の法改正では、子犬や子猫を親から引き離す時期を定めた。確かに海外では「8週齢」と定めているところもあるが、国内での業界の現在の自主目標は45日である。

 与野党協議にいおいて、高木氏は、「ペット販売業者が納得できる根拠を示すべきだ」と、主張したに過ぎない。

 また当然ながら、政治家は動物については素人である。放射能の規制と同じく、数値は科学的根拠に基づくしかない。

 そこで、与野党協議では、この問題に詳しい麻布大学の菊水健史氏からご意見を伺った。同氏は、これまでのデータを整理し直した最新のデータを提示し、その結果、7週目までが明らかに有意な判断だということを全党が納得した。

 ただ、その有意なデータはアメリカのものだった。

 日本と海外はペットの流通形態が大きく異なっている。海外では、ブリーダーから直接ペットを購入するが、日本の場合はオークションが存在する。

 つまり、海外の場合はブリーダーから手渡された日時から引き離し期間がわかるが、日本の場合はオークションをはさむのでデータを取得しにくい。加えて、オークションという行為が子犬や子猫にどのようなストレスを与えるのかも加味して判断すべきだろう。

 そこで今回の実務者協議では、私は日本の実情に応じた調査をすべきであり、環境省がそのための予算を取りやすいよう法文化することを提案した。

 これについては、自民も民主も生活も異論なく同意したのである。

 またペットのトレーサビリティを高めるために、マイクロチップを普及させることについては、我々自民党の中から強い意見が出され、これを盛り込んだ。

 そもそもペットの生年月日が特定できない現状では、規制がモラルハザードを助長することになりかねない。

 確かに100点満点の改正でなかったかもしれない。

 しかし、週齢規制に関して、実務者協議が紛糾したことはなく、全党が冷静に判断したことを記しておく。
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posted by 高木美智代 at 00:16| 日記 | 更新情報をチェックする
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